会長:片山 勝之
(手稲渓仁会病院)
2022年の日本麻酔科学会、北海道・東北支部第12回学術集会会長を承りました手稲渓仁会病院の片山勝之より、一言ご挨拶をさせていただきます。
まず2019年末に中国武漢に発した新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、世界中の多くの人々が感染し、
お亡くなりになられたことに心から哀悼の意を表したいと存じます。
また、多くの麻酔科医、集中治療医が自らの感染リスクがありながら重症患者の治療に当たってこられたことに敬意を表します。
この文章を書いている時点では、まだ一般医療スタッフへのワクチン接種が始まっておらず、迅速に行えるのか、
副作用は大丈夫なのか、その効果は充分なのかなど様々な疑問や問題点が解決していません。
恐らく2022年には国民の多くがワクチンを済ませて社会状況も落ち着いていることと推察しております。
そんな状況の中で開催される北海道・東北支部第12回学術集会は、ようやく会員の皆さんが落ち着きを取り戻して、
本来の臨床や研究に打ち込める新型コロナウイルス感染症後初の地方会となると思います。
その意味で、本会のテーマは「新しい日常診療・研究の再スタート」とさせていただきたいと存じます。
新型コロナウイルス感染症の混乱の中で、研修医や若い麻酔科医の皆さんは発表や講習会の受講などの機会が奪われてきたと思いますので、
本会では是非沢山の方々に発表をしていただきたいと存じます。
特別講演としては、福井大学の重見 研司先生によるロボット麻酔の講演を予定しております。
本来であれば、清々しい夏の札幌に皆さんをお招きして、冷たいビールを傾けながら熱い討論を繰り広げたいところでしたが、
完全WEB開催の学会方針となりましたので、バーチャルに夏の北海道を感じていただける様配慮してみたいと思います。
手稲渓仁会病院の23名の麻酔科スタッフ、研修医たちにも早い段階から学会準備に参加してもらい、
彼らの若々しい感性も生かした支部学術集会にすることを目指したいと思います。以上、よろしくお願いいたします!
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